懐かしき漫画たちの思い出話
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「マーズ」に見る人の業

2015年12月2日 by pbcliberal | Filed under マーズ.

私が中学生ぐらいの頃だったでしょうか。
田舎でのほほんと育った私は、横山光輝さんの「マーズ」という作品の特にラストに衝撃を受けました。

「マーズ」はある星からロボットとともに送られてきました。
その目的は地球の人間の文明を監視すること。
もしその文明が宇宙にとって危険なものならば、ロボットに仕掛けられた爆弾で地球を破壊することでした。
ところが、優しい人間に育てられたマーズは本来のプログラムが狂い、地球を守るために爆弾を爆発させようとして襲ってくる異星人と戦うことを決めます。

そして、戦いに勝ったものの街は壊れ、人々はそれがマーズのせいだといって石を投げつけます。
マーズが死ぬと爆弾が爆発すると知っている軍のものたちは、それを阻止しようとして、あろうことかマーズの目前で殺し合いを始めてしまうのです。
その姿の醜さに絶望したマーズは、本来のプログラムが蘇り爆弾を爆発させてしまうのです。
でもそれは宇宙の片隅で起こった小さなこと・・・。
このラストシーンに、人間のちっぽけさと悲しさを当時の私は感じました。

今領土問題が云々されていますが、やはり人の醜さを感じてなりません。
人の業など小さなこと、それを理解しないと人は自分を滅ぼしかねない、この漫画はそういうことを訴えているのではないでしょうか。


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