懐かしき漫画たちの思い出話
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けっしてボクシングだけのマンガじゃない「あしたのジョー」

2016年11月30日 by pbcliberal | Filed under あしたのジョー.

「あしたのジョー」はボクシングマンガですが、
ボクシングだけで終わってないところがすごいんです。

主人公の矢吹丈が流れ着いた大都会東京のドヤ街、山谷の貧しい人々。

あの人達の描かれ方が、
貧しさに負けてない力強さを持ってるんです。

終戦後の日本を復興させた原動力みたいなものが、
あそこに描き出されてると思うんですね。

ジョーが山谷の公園で暴れたり啖呵を切るシーンとか、
丹下段平の誘いに乗ってボクシングのトレーニングをするフリをしなががら、
ドヤ街の子供達を集めて、山谷の街の都市計画を堂々と論ずるあたりの展開。

ブルジョアのお嬢様である白木陽子との身分を超えた衝突。

この辺から、「あしたのジョー」は、白木陽子と矢吹丈の恋愛ドラマだと解釈する女性目線もあったり、
そんな、そのまま行ったら革命家になったかもしれない大物気質の矢吹丈が、
ヤクザ相手に大暴れしているところを丹下段平に取り押さえられ、少年院に入る事になり、
そこで出会った宿命のライバル力石徹。

この出会いが無ければジョーは出所後、絶対に革命家になってた筈だと僕は思うんです。

ところが力石にブッ飛ばされたのが悔しくてボクシングに目覚めちゃうんですね。

それが本当に矢吹丈にとってよかったのかどうかはわからないですが、
矢吹丈のそういう革命家っぽい部分は原作にはない部分だった様で、
作画のちばてつやさんの部分だったらしいんですね。

実に深い作品です。


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